2021年7月 当社は既に開発済のタッチ感創造デバイス「MASIA」の用途を共同開発するパートナーの検討を開始
しました。
本製品は、タッチ感を欲する主にエレクトロニクス製品に対して、プログラム及び電圧・通電時間を調整する事で、思
い通りのタッチ感を実現する事が可能です。これまで基本デバイスの性能向上と品質の安定化に向け開発を進めて
参りました。市場からの「タッチ感」に対する強い期待がプライベートショーを通じて感じられた事、少量量産の準備が
整った事により最終製品化へ向けたパートナーの検討を開始しました。
■開発背景「見る・聞く・触る」の一体化
エレクトロニクス製品はデジタル化の流れの中、視覚中心のUI(ユーザーインターフェイス)が隆盛を極めて来ました。そ
の進化の中で機械的なUIは削られる一方、音声を介したUIは近年その存在感を増しています。
一方で機器とユーザーが一体となる事で得られる「操作感・タッチ感」に関しては進化を止めています。
今後のエレクトロニクス製品には機器とユーザーが一体化するHMI(ヒューマン・マシーン・インターフェイス)が必要となる
中、進化を止めている「操作感・タッチ感」が求められるシーンが増加してくると想定しております。
■MASIA概要
MASIA(MAruwa Shape memory alloy Impact Actuator)は、形状記憶合金の伸縮機能を活用したアクチュエータ
です。高い加速度と高速反応性を兼ね備え、プログラム及び電気的な調整により様々な「タッチ感」を実現しています。
小型・軽量化であり高い量産性も兼ね備えております。
【デバイス/ユニット】
【適用例】
■今後の展望
当社では、最終製品化に向けたパートナーとの「共創」により、ユーザーの満足するようなHMI製品を提供する事で、
皆様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献してまいります。